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○ブルースハープのベンド奏法
ベンド奏法とは、通常の吹き方では出ない音や、半音を特殊技法によって音を出す方法です。
特殊な奏法のため別ページとして、ここに補足しておきます(2017.01.06)
ドローベンド奏法
通常吸って出す音を、さらに吸い込んむ*ことで半音以上低い音を出す奏法のことで
1番穴(半音下)、2番穴(半音下〜1音下)、3番穴(半音から1.5音下)、
4番穴(半音下)、5番穴(半音下)、6番穴(半音下)の音を出すことができます。
これらはブルース演奏でよく使われますが、正しくきれいな音を出すには、かなり練習が必要です
ブローベンド奏法
通常吹いて出す音を、さらに吹き込ん*で半音以上低い音を出す奏法のことで
8番穴(半音下)、9番穴(半音下)、10番穴(半音から1音下)の音を出すことができます。
こちらも、ブルース演奏で使用することがありますが、正しい音を出すのはなかなか難しいです
*ベンドの説明は非常にむずかしいため、正しい表現ではないかもしれませんが、
イメージとして掴んでください
オーバーブローベンド奏法
通常、吸って出す音のリード部を、吹いて鳴らすことで、半音高い音を出す技法です。
1番穴、4番穴、5番穴、6番穴で行うことが可能で、
得られる音は、“同じ穴番を吸った時より半音高い音”です。
この方法は非常に難易度が高く、きれいな音がでるのも難しい高度な技術です。
オーバードローベンド奏法
通常吹いて出す音のリード部を、吸って鳴らすことで、半音高い音を出す技法です。
7番穴と9番穴で行うことが可能となっています。
得られる音は、“同じ穴番を吹いた時より半音高い音”です。
この方法も非常に難易度が高く、きれいな音がでるのも難しい高度な技術です。
ベンドを含めて、演奏できる音を以下にまとめておきます
OverBlowBend | レ# | × | × | レ# | ファ# | ラ# | × | × | × | × |
BlowBend1 | × | × | × | × | × | × | × | × | × | シ♭ |
BlowBend1/2 | × | × | × | × | × | × | × | ミ♭ | ソ♭ | シ |
吹く(Blow) 穴番 吸う(Draw) | ド 1 レ | ミ 2 ソ | ソ 3 シ | ド 4 レ | ミ 5 ファ | ソ 6 ラ | ド 7 シ | ミ 8 レ | ソ 9 ファ | ド 10 ラ |
DrawBend1/2 | レ♭ | ソ♭ | シ♭ | レ♭ | (ミ) | ラ♭ | × | × | × | × |
DrawBend1 | × | ファ | ラ | × | × | × | × | × | × | × |
DrawBend1.5 | × | × | ラ♭ | × | × | × | × | × | × | × |
OverDrawBend | × | × | × | × | × | × | ド# | × | ソ# | × |
このように3オクターブの半音を含めたクロマチックスケールが可能となっていますが、
実際には非常に難しく、特にオーバーベンドはプロの人でもなかなか制御するのが難しいようです。
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